効果と事例

自発的治癒力を発揮する

〜産婦人科から緩和ケアまで 心と体をほぐす音の力〜
長崎県立 五島中央病院(第90回オープンカンファレンス)
サウンドヒーリング協会 理事長 喜田圭一郎
音は波動

音は心身に影響を与える潜在力を秘めており、物理的に振動する波動のひとつ。振動する波動には音、電波、X線、色、光、など様々なものが含まれる。量子物理学では電子も原子も波動。原子核の回りを電子が常に動き、原子のサイズで見れば人も波動。
音は、光、電波などと比較し波動の中では一番ゆっくり振動している。音は空気や水や固体の中を波として伝わっていくが、媒体によって伝わる速さが違う。水は音を伝えやすく空気中よりも約4.5倍の速さで伝わる。音が伝わることは音の振動が水の分子レベルに動きを与え、水を活性化する。水は動かなければ、淀み腐敗するが、動きのある水は新鮮である。
水分が70%近くある体は音の影響を受けやすく、音を聞くことは耳だけでなく体の細胞レベルで影響を受ける。周波数の低い音は体に共鳴し弛緩する効果が高い、高い音は頭に共鳴し意識を覚醒する効果が高い。

体に心地よい自然のゆらぎ

地球の30億年の生命進化の中で形成されてきた人の体、自然から生まれ自然の一部ともいえる人の体にとって、自然は本当の故郷と言える。私たちの体は自然の色、音、香り、味、素材に心地よさを感じる。せせらぎの音や波の音、また心音も1/fというゆらぎの特性がある。そしてまた自然の音には倍音の成分が沢山含まれている。倍音とは楽器などが発した基音の整数倍の音。自然音には1/fゆらぎの特性と倍音がたくさん含まれており、心と体の緊張をほぐし心地よさを感じる。

体の水分と老化

新生児は90%、成人は70%が水分、年をとるにつれ体の水分は失われる。水は体の物理的、化学的変化の媒体である。体内の水分量と水の酸化に対する還元力が、人の体の老化と関係する。水は動きがなければ腐っていくように、体内の水分(体液)も代謝によって循環することが大切。体内の体液に動きを与えるのに1/fゆらぎと倍音が含まれる音を体に響かせると代謝が上がる。代謝が上がると抹消の手足の体温が上がる。

音は骨伝導で更に体に響く

音が伝わる速さは、空気中に比べ水の中、更に骨の中だとより速くなる。水分と骨で構成されている人体は音が伝わりやすい構造と言える。音は骨の中を秒速5,600mで伝わる。骨伝導は効率が良くロスが少ない。

いい音は唾液を出す

元気な赤ちゃんはよだれをたっぷり出す。唾液は健康の泉といわれているが、体にいい音はストレスを緩和し唾液の分泌を促す。ストレスがあると代謝が悪くなり、五感の働き(視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚)が鈍る。健やかな体と心を維持する為にも体にいい音を体で聴く事が大切。

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