メッセージ

Message

私の物語
サウンドヒーリング協会 理事
Ph.D.Baruch College NewYork President
スタン・アルトマン

私は昔から音楽が心地よいものだと思ってきました。覚えている限り、私はこれまでずっと音楽をかけて、勉強やリラクセーションをしてきました。理由がわからずとも、私は常に音楽をかけることにより、平和的で優しい生活空間を作ってきました。

2003年の初め、私の身体に癌が発見され、手術を受ける事になりました。そこで、私は手術の一週間前、スティーヴン・ハルパーンが作曲したヒーリング・ミュージックのCDを何枚か、そしてBOSEのノイズ・リダクション(騒音低減)ヘッドフォンを併せて購入しました。手術の間にも音楽をかけてもらえる病院でしたので、早速、そのときに聴くための曲目を選びました。また、手術までの一週間、私はハルパーンのCDを一日24時間かけ、ヒーリング・ミュージックで満たされた空間が常に私を包んでいるように心がけました。

やがて、私の担当腫瘍医を指名する段階になりましたが、妻はミッチェル・ゲイナー博士を薦めてくれました。ゲイナー博士は、「音」を治療の手段として用いる事で定評があったためです。私はそれまで自己流で音響療法を行ってきましたが、「音」を治療手段として使う専門知識は持ち合わせていませんでした。ゲイナー博士とはじめてお会いしたとき、私は彼の高潔な精神性と自愛に満ちた人柄に惹かれました。まずは、サウンド・ヒーリングバイブレーション・システムで体感音響治療を受けたのち、夕方には、ゲイナー博士の瞑想ヒーリング会に参加しました。そこでは、博士は水晶の器と発声を用いて、参加者をリラックスさせ、ヒーリング・エネルギーを効果的に受けられるようにしていました。これが、専門的な音響療法との最初の出会いでした。

それからというものの、私は音響療法に本格的に取り組み始めました。自分を癒すだけではなく、他の人たちも癒す実技技術を習得しました。「音」の重要な効果の一つは、ストレス軽減効果ですが、妻が9・11テロの後遺症などで苦しむ患者を救うために設立されたニューヨークのオリーヴ・リーフ・ホールネス・センター(Olive Leaf Wholeness Center)との関係から、そこの付属療養施設であるオリーヴ・リーフ・スパ(Olive Leaf Spa)で使用・販売するための音楽を担当するようになりました。また、2004年には、オリーヴ・リーフはゲイナー博士の紹介により日本のサウンドヒーリング協会と提携することになりました。私はサウンドヒーリング健康法の教育と実技指導を施設のセラピスト達に指導するほか、一般大衆にも同システムの素晴らしさを紹介する仕事を任されました。

私はサウンドヒーリング協会の喜田圭一郎氏より直々にサウンドヒーリング治療メソッドに関するレベル1.レベル2のトレーニングを終え、補完代替医療の具体的手段として「音」について、各地で講演、実演活動を行ってきました。アメリカ人のほとんどは、「音」がどれだけ日常生活のストレスを軽減するのに役立つか、すぐに理解してくれるようです。私がサウンドヒーリングトリートメントを行うと、どの体験者も3~5分間で深いリラクセーション状態に到達するか、または、ぐっすり寝てしまいます。

私は40年に渡ってアメリカの様々な大学で研究と教育の仕事に携わってきました。現在、ニューヨークバルーク大学の教授として広報学を教えています。この仕事は学生やその他の人たちに新しい発想や概念を紹介する機会を与えてくれています。 私は、「音」を治療手段として使うことにおいては、まだまだ初心者です。しかし、音が持つ偉大な力に対して、尽きることない好奇心と深い尊敬の念を持った事が、私自身の調和と平和を到達するための大きな扉を開いてくれたようです。私は、音の恩恵を受けたいと思っている全ての人たちに、音の恩恵が与えられるよう、心から祈っております。

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